



本研究は、神経性やせ症の患者さんを対象に、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)と呼ばれる、頭皮にスポンジを当て、そこから非常に弱い電流が流れることで、その部位の脳の活動を変化させるという世界で広く用いられているデバイスを使った研究です。この刺激は、わずかにピリピリとした感覚を覚えることがありますが、不快に感じるほどではなく、多くの方はほとんど気にならない程度です。 国の定める安全性ガイドライン基準を満たし、安全性が確認された手法ですが、刺激介入に対して抵抗のある方は参加をお控えください。

■研究内容、検査内容について
京都大学医学部附属病院へお越しいただき、頭部MRI検査、経頭蓋直流電気刺激(tDCS)心理検査をお受けいただきます。MRI検査は、脳刺激の前後で行い、合計2時間程度かかります(上図を参照)。心理検査のうち、一部はMRI検査を行う日に実施し、残りはご自宅で受けていただきます。1回来院あたり3時間半~4時間ほどお時間を頂戴する予定です。効果のある刺激(実刺激)と効果のない刺激(シャム刺激)の2種類をお受けいただくため、合計2回来院いただきます。刺激中、どちらの刺激条件で受けているのかは、担当する検査者も参加者もわからない状態で行います(二重盲検)。
■以下の参加条件を満たす方が対象です

★tDCSについて
下図のような装置を使用して刺激を行います。 頭部には生理食塩水に浸したスポンジを当てますので、多少髪が濡れることをご了承ください。

■参加申し込みについて
研究にご協力いただける方、ご質問等のある方は、下記のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
連絡先:tedi.tdcs.recruit@gmail.com
【マインドフルネスプログラムについて】
1)対象者
神経性過食症(過食嘔吐の症状のある方)、過食性障害(過食の症状がある方)
※ BMIが17未満の方はご参加頂けません。
2)参加のながれ

• 患者さんご本人から下記メール又は問い合わせフォームでご連絡ください。初診日を決めさせていただきます。初診日には、主治医の紹介状をご持参ください。
※ 紹介状料、初診料は自己負担となります。
• 初診診察の後、オリエンテーション(無料)にご参加ください。状況に応じて、オリエンテーション参加後に初診になっても構いません。
〈プログラムについて〉
【日時】
毎週金曜13:00 〜 15:10 全10回
次回のプログラムに関するオリエンテーションは2026年2月13日および2月20日の13:15~実施予定
【形式】
グループで実施
【参加費】
1回 ¥1,000程度(保険診療3割負担)/1回 ¥400円程度(自立支援医療1割負担)
(通常¥60,000程度の参加費がかかるプログラムを保険診療で提供しています。)
詳しくはこちらのホームページをご覧ください

併せて、健康な方のMRI研究協力者も募集しています。詳細はこちら。
〈お申込みお問合せ〉
京大病院精神科研究室 担当者:野田
メール:meet.kuhp@gmail.com
問い合わせフォームはこちら➤https://forms.gle/DqgqQmgcFZJ4ADFo6

© 2020 TEDI .Department of psychiatry .Kyoto Univ.